自分の得になるように

全ての行動は、自分の得になるように。
これは人生の最優先事項であーる。

例え状況がそれを許さなくとも、その中で、
出来る限りの自分の「得」を見据えて動くコトが肝要。
この日本という比較的自由の許された国に生きるからには、
尚更である。

しかしながら、何が自分にとって得なのか、
これを見定めるコトは簡単なようでいて、なかなか難しい。
自分がちょっと損をするだけで他人が大きく得をするコトを、
得と捉えるコトも出来る。
自分も他人も何も得をしなくても、損しかしなくても、
「失敗は成功の元」として得と捉えるコトも出来る。
よほど取り返しのつかないコトをしない限り、
考えようによっていくらでも「得」は見つかるし、
すぐに立ち直るコトも出来る。
そういう意味で、人間は強い生き物なのであーる。


さて、何を得と思おうか。


損ばかりしているふりをして人の同情を買うコトを、
得と思おうか。

自分はみんなと同じだと主張するコトで人との繋がりを容易にするコトを、
得と思おうか。

絶対的評価において人よりも上に立つコトで名声を得るコトを、
得と思おうか。



金、金、金。






一度しか無い自分の、自分だけの人生。
「得」は自分で探すものだ。
他人と合わせるコトによって得を得るという行為は、
最後までふりでなければならない、と俺は思う。


福沢諭吉は、こういったらしい。
「人生は芝居の如し」
だが、人生そのものは芝居ではない。
芝居をしている、ふりをしているという意識を持ち続けなければ、
何が自分にとって本当の得なのかも分からなくなってくる。
仮面が素顔に食い込んで離れなくなってしまうのであーる(ゆず)。










ってコトで俺も、
一芝居してみようと思います。