秋葉原で

通り魔があったね。
真面目に語らせて頂きます。

この末路、なんとなく予想できるよ。
むかつくからあんましニュースとか見てない。
でも、嫌いなモンに目を向けるのは俺の流儀だからな。
そのうち見なきゃだけど、てか見るんだろうけど。

どーせマスコミがその犯人の私生活やら趣味やらを調べて
何らかの形にカテゴライズして楽しむんだろうよ。
まぁ楽しんでるっていう意識は直接は無いかもしれんけど。

Ｖ系の女性のの自殺の時もそうだった。
尼崎の脱線事故の時もそう。
北海道の「王子様」の少女監禁事件の時も。

そうやって何らかの形に当てはめて、
それと共通性のある人達をピックアップ、
あるいは捏造して報道し、
どんどんそいつらを追いつめてゆくんだ。

追いつめられたそいつらがどうなってゆくか。
反発心から心がますます孤立するか。
それとも作られたその形に同族意識を得て、
同じ様な何かを起こすか。

簡単にカテゴライズされる方もされる方だけどさ。
でも自分のコトを社会においての少数派と感じる人達は、
みんなどこかで孤独と孤立を感じてるハズ。
孤独と孤立の割合は、人それぞれだろうけど。

その人達は、孤独があるから生きていられるんだ。
孤立感ばかりを感じてしまっては、命が危ないんだよ。

いつの時代も、生きてる人間を殺すのは死んだ人間。
今回の犯人も恐らく死んでる人間なんだろうけども、
でもおそらく、心の惨劇はこれからなんだぜ。
死んだ心を持った人間達による、
生きた心への大虐殺。

死人なら死人らしく、おとなしくしてろよ。
ただでさえ多くの命が奪われた悲しい事件なのに、
これ以上被害を広げるなよな。


この予想は、裏切って欲しいけどな…
多分、裏切ってはくれない。


デビルマンを思い出すね、原作の。




こんな日は、矢野絢子でも聴くとします。
矢野絢子の『かなしみと呼ばれる人生の優しさよ』

「みんな傷つけあって
楽しいんだ　僕も
苦しくて　かなしくて
嬉しいんだ　僕は
みんな嘘つきばかりさ
騙されたいんだ」