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実は俺、思想においては反民族主義的な癖して
意外と国歌を聞くのが結構好きでして、
一度調べ始めると、気がついたら平気で2時間とか経ってたり…
面白いんですよ、色々個性があって。
歴史的背景とかも沢山あって。
まあ、君が代も相当変わってるけどね。
つーワケで全然需要無いと思いますが、
個人的に好きな国歌、面白い国歌なんかを紹介しちゃったりしたい。
まずは、恐らく世界で一番物騒な国歌だと思われるフランスのから。
これ歌詞が凄いんですよ。
1番の歌詞の和訳が
「進め 祖国の子らよ
栄光の時が来た
我らに対し 暴君の
血塗られた軍旗は 掲げられた
血塗られた軍旗は 掲げられた
聞こえるか 戦場で
獰猛な兵士の怒号が
奴らは来る 汝らの元に
喉を掻ききるため 汝らの子の
市民らよ 武器を取れ
軍隊を 組織せよ
進め! 進め!
敵の汚れた血で
田畑を満たすまで
市民らよ 武器を取れ
軍隊を 組織せよ
進め! 進め!
敵の汚れた血で
田畑を満たすまで」
勇ましいのは結構だが…いささか過激すぎやしないだろうかw
日本にも「君が代問題」ってのがあるけど、
フランスではそれ以上に問題になってるそうな。
そりゃあ…これじゃあな…
続いては、平和的なスウェーデンの国歌
国歌は大抵の場合、その国の大作曲家が新たに作曲するか、
伝統音楽に歌詞をつけて作るかっていうパターンが多いみたいで、
これはその後者の例。
伝統音楽が国歌って、個性が出て良いよね。
続いては、ケニア。
歌付の動画が無かったので、インストで。
これは、子守唄が国歌になっちゃったっていう珍しい例。
しかもこんな風にオーケストラにしちゃってるのがまたすげぇ。
ってかケニアってイメージ全然しないw
かっこいいよねこれ、将軍様でも出てきそうな感じでw
続きまして、イスラエル。
モルダヴィア民謡を元に作ったそうな。
なるほどモルダウとよく似ている。
しかしこれ、歌詞がまた哀愁漂う感じで…
何ともイスラエルっぽいと思う。
個人的にはかなり好きな国歌。オーケストレーションも壮大だし。
続いて、ソ連。もう無いけど。
でかい…巨大すぎる。さすが社会主義国歌。
スターリンの好みで選んだらしいよ、この曲。
歌詞にも、プロパガンダの臭いがぷんぷんする。
でもかっこいい。これぞソ連って感じするw
ちなみに今のロシアの国歌は、これの歌詞を書き換えたもの。
最後に俺の一番好きな国歌、東ドイツ。もう無いけど。
泣ける。曲も歌詞も。
これは第二次大戦後に作られた歌なんだけれども、
東ドイツは特に被害が大きかったそうで、多くの街が廃墟と化したそうな。
で、タイトルが「廃墟からの復活」。
復興と平和への力強い意思を感じます。
注:
ちなみに俺この歌、「ランス」で知りました(^^;
今回のグループリーグの相手はカメルーン、オランダ、デンマーク。
ちょっと、思うところがある。
カメルーン代表と日本と言えば
http://www.47news.jp/CN/201006/CN2010061401000083.html
中津江村。
確かにあの時カメルーン代表は、地元高校生との練習試合をしたり、
壮行会で村の子供と一緒に踊ったり、
大らかな心で応えてくれたそうだ。
デンマーク代表も
http://www.geocities.jp/yachiyo_golden/07_soccer_story/07_01_tomasson.htm
こんな話があった。
このトマソンの行は、捏造だという噂もあるが・・・
やっぱり地元の子供達と練習試合をしてくれたり、
紳士的な態度で接してくれたそうだ。
まあ、これらの記事にも色々な策謀があるのだろうが、
出所の真偽がどうであれ、
例え情報操作、プロパガンダされたものであったにせよ、
やっぱり民族意識を越えて外国チームを応援する心は、美しいと思う。
国際スポーツは、平和の祭典であるべきであって、
それは、民族意識によって争われるもの、いわば、
戦争の代替品として在ってはならない。
そして民族意識というものは、
こういった勝敗の決するものでない、もっと別の、
芸術だとか、文化や経済の分野において持つべきである、と思う。
こと、ワールドカップというものは、
そういった非平和的思考で見る風潮が濃い。
日本はまだマシなのかもしれない。
こういった舞台で戦犯として扱われた選手に飛んでくるものが、
卵程度で済むのだから。
国によっては、銃弾だ。
身勝手な国民からの、死の制裁だ。
せっかくこれだけの国々が国を挙げて戦うのだ。
それも、個人競技に比べて遥かに組織的なスポーツであるサッカーという形で。
我が国が我が国がと騒ぎ立てるばかりでなく、
もっと大らかな心で世界に触れ、
楽しむゆとりがあっていいのではないだろうか。
まあ何が言いたいかというと、
カメルーンを応援する日本国民を中傷したり、
日本が負けた時にボロクソ非難したりするのはやめよーぜ。
っていう話。