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くそナルシスト璃宇の日常
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R節、久しぶりに炸裂させてみちゃおうかな。


俺は男が嫌いだ。
女も嫌いだ。

正確に言うと
男の意識しか持っていない男、
女の意識しか持っていない女が、嫌いだ。

だって、
俺たちは男女である前に同じ人間なんだから。

生物界においてのオス、メスの役割は確かに違うけれど、
それはそいつらの最終目標が種の存続だからだ。
絶滅への危険が大きければ、尚更だ。
でも、人間、
60億人にも膨れあがった俺たち人間が、
そんな目標を強く意識する必要があるか?

他人の1/2が異性なのだから、
人間同士としての愛を築いた方が絶対得に決まってる。
オスメスとしての愛は、その次だ。

体の構造的なコトは仕方が無いとしても、
本能的なところも仕方が無いとしても、
俺たちが小さな頃から植え付けられてきた
この国の常識の上での「男の在り方」「女の在り方」、
それらに縛られたままの精神では、
到底異性に近づくコトなんてできやしない。

別に、セックスが嫌いとか、
性欲は汚らわしいとか、
そういうコトを言ってるんじゃないぜ?
ただ、人間同士としての愛こそが、
人にとって一生モノの、最も価値ある財産だと思うんだ。
「性」はあくまでもその次、というコトだ。

付き合って、別れた瞬間から関係が遠のくとか、
そういうのは俺の眼には茶番劇に映る。
人間同士の本物の愛なら、そう簡単には死なない。

本当に、この国の教育は良くできている。
男を「男」、女を「女」、異性を「異性」として
より強く認識させることによる、
この国にもたらす経済効果は計り知れない。
一部の人間がその流れを作るコトで、
そこに流れてくる人間達を釣り、腹の肥やしにしている。
それ以上肥やしてどーすんだ?

そんな流れに惑わされず、
広い視野と心を持って、
異性とも人間同士の愛を築けるヤツ。

そんなヤツが、俺は好きだ。

そういうヤツを、俺は「中性的」と呼ぶ。

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